6月に入り、30度を超える日が増えてきました。
気温が高くなってくると、気になるのが紫外線ですよね。
紫外線対策はお肌だけでなく、外壁にとっても重要になります。
今回は紫外線から外壁塗装を保護するための対策について記載しました。
1. 紫外線対策塗料の選択
① 耐候性塗料の使用
耐候性の高い塗料を選ぶことで、紫外線による劣化を防ぐことができます。
次のような塗料が特に効果的です
- フッ素塗料: 非常に高い耐久性を持ち、紫外線に強い。
- シリコン塗料: 耐候性とコストパフォーマンスに優れている。
- 無機塗料: 極めて高い化学抵抗性と耐久性を持つが、一般的に高価。
② UVカット機能のある塗料
特殊な成分を含んだUVカット塗料は、紫外線を反射または吸収し、塗膜の劣化を抑えます。
2. プライマーとトップコートの使用
① プライマーの重要性
プライマーは下地と塗料の密着性を高める役割を果たします。
紫外線防護機能を持つプライマーを使用することで、下地の劣化をさらに防ぐことができます。
② トップコート
透明なトップコートを塗布することで、塗膜を外部環境から保護し、
紫外線の影響を受けにくくします。特にUVカット機能を持つトップコートが効果的です。
3. 定期的なメンテナンス
① 定期点検
外壁を定期的に点検し、ひび割れや剥がれ、色あせの初期サインを早期に発見することで、劣化の進行を防ぎます。
② プロフェッショナルな洗浄
外壁に付着した汚れやカビ、苔を定期的に洗浄することで、塗膜がクリーンな状態を保ちやすくなります。
プロの高圧洗浄サービスを利用するのも一手です。
4. 環境整備
① 遮光対策
外壁への直射日光を減らすために、樹木やオーニング（ひさし）を利用するのも効果的です。
ただし、樹木の枝が外壁に触れると塗膜を傷める可能性があるため、注意が必要です。
② 通気性の確保
適切な通気性を保つことで、湿気の蓄積を避け、塗膜の劣化を防ぎます。排水設備や換気口の点検も重要です。
5. 再塗装のタイミング
① 適切な再塗装時期
塗料の種類や外壁の状況に応じて適切な再塗装のタイミングを見極めることが重要です。
一般的には10年程度を目安に再塗装を行うことが推奨されていますが、
紫外線や気候条件によっては早めの対策が必要になることもあります。
6. 防水対策の強化
① 防水塗料の活用
防水機能を持つ塗料を使用することで、紫外線と湿気の両方から塗装を保護することができます。
特に雨の多い地域では効果的です。
② シーリングのメンテナンス
窓枠やドア周りのシーリングが劣化すると、水分が侵入し、塗膜を傷める原因となります。
定期的にシーリングの状態をチェックし、必要に応じて補修を行いましょう。
まとめ
紫外線による外壁塗装の劣化を防ぐためには、
高品質な耐候性塗料やUVカット機能のあるプライマー・トップコートの使用が不可欠です。
また、定期的な点検とメンテナンス、適切な再塗装のタイミングを見極めることで、
長期間にわたり美しい外観と保護機能を維持することができます。
これらの対策を講じることで、外壁の紫外線対策を強化することができます。
外壁塗装を劣化から守るための具体的な対策方法やプランについては、お気軽にご相談くださいませ。