【塗装の注意点】
➀事前調査:
まずはしっかりと現地調査を行い、元々の塗装状態や壁の劣化の度合いを確認します。
外壁のクラックや隙間、カビや藻類の繁殖などはそのままで塗装を施してしまうと、
後々問題となることもあります。
➁適切な塗料選択:
適切な塗料を選ぶことも大切です。
天候、気温、湿度など、施工環境によって塗料の選択を検討しましょう。
また建物の素材(木材、コンクリートなど)と最適な塗料も相談し、選びます。
➂清掃:
塗装前には壁面の清掃が大事です。
塗装前に壁面にある汚れやカビを十分に除去しないと、
新しい塗装が正しく固定しづらくなります。
➃適切な施工回数:
塗料によっては1回塗りでは十分な塗膜厚が得られない場合があります。
通常は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本となります。
➄待つ時間:
塗装後の乾燥を怠らないことです。
各層ごとに十分に乾燥させないと、次の塗装が上手く行えないことや、
色ムラが生じたり、剥がれてしまうリスクがあります
【2回目以降の注意点】
◆既存の塗膜の状態を確認する:
既存の塗膜が劣化していたり、はがれているところがあれば、
新たな塗装がきちんと密着しづらくなる可能性があります。
そのため、新たに塗装をする前には、古い塗膜をきちんと除去するか、
しっかりと下地処理を行うことが重要です。
◆塗料の選び直し:
前回の塗装から数年が経過している場合、塗料の種類や性能が変化している可能性があります。
また、建物周辺の環境が変わっている場合も、前回と異なる塗料を選択するべきかもしれません。
例えば、新しくビルが立って日陰になった場合などは、
耐アルカリ性や防藻性の強い塗料を選ぶことを考えてみてください。
これらの点を注意しながら、専門的な知識を持つ専門家に相談しながら進めることをおすすめします。